Buck: $D = V_{out}/V_{in}$, $\Delta i_L = \frac{(V_{in}-V_{out})D}{fL}$, $\Delta V_C = \frac{\Delta i_L}{8fC}$
Boost: $D = 1 - V_{in}/V_{out}$, $\Delta i_L = \frac{V_{in} D}{fL}$
CCM境界: $L_{crit}= \frac{(1-D)^2 R}{2f}$ → $L < L_{crit}$ でDCMへ移行
Buck / Boost / Buck-Boost DC-DCコンバータのデューティ比・電流リプル・電圧リプル・CCM/DCM動作モードをリアルタイム計算・波形表示。
Buck: $D = V_{out}/V_{in}$, $\Delta i_L = \frac{(V_{in}-V_{out})D}{fL}$, $\Delta V_C = \frac{\Delta i_L}{8fC}$
Boost: $D = 1 - V_{in}/V_{out}$, $\Delta i_L = \frac{V_{in} D}{fL}$
CCM境界: $L_{crit}= \frac{(1-D)^2 R}{2f}$ → $L < L_{crit}$ でDCMへ移行
モバイル機器・USB充電:リチウムイオン電池の電圧(3V-4.2V)を安定した5Vや9Vに昇圧(Boost)したり、逆に12Vの車載電源を5Vに降圧(Buck)してスマホを充電します。小型・軽量かつ高効率が求められます。
サーバー・データセンター電源:AC電源から得た高電圧DC(例えば400V)を、CPUやメモリが使う1V以下の超低電圧に効率よく降圧(Buck)します。ここでは大電流を扱うため、わずかな効率低下も発熱と電力損失に直結するため、設計が極めて重要です。
電気自動車(EV)・車載電源:高電圧の駆動用バッテリー(400Vなど)を、エアコンやオーディオ、制御ECU用の12Vや48Vに降圧(Buck)します。また、回生ブレーキ時には昇圧(Boost)動作も行います。厳しい振動・温度環境下での高い信頼性が必須です。
再生可能エネルギーシステム:太陽光パネルの出力電圧は日射量で変動します。これを最大電力点追従(MPPT)制御しながら、蓄電池の充電電圧や系統連系用の電圧に合わせて昇降圧(Buck-Boost)します。広い入力電圧範囲での高効率動作が鍵です。
まず、「デューティ比Dは自由に設定できる」という誤解があります。確かにツール上ではスライダーで自由に動かせますが、実際の回路ではDは「目標とする入出力電圧比から自動的に決まる」制御量です。例えば、BuckでVin=12V, Vout=5Vを実現するには、理論上D=5/12≒0.42に制御回路が自動的に調整します。これを無理に0.8などに設定すると、出力電圧はとんでもない値になってしまいます。
次に、「効率の値は固定」と思い込むこと。ツールでは簡易的な計算ですが、実際の効率は負荷電流や温度で大きく変わります。例えば、あるコンバータが定格電流2Aで効率95%でも、待機時の0.01Aのような軽負荷ではスイッチング損失の影響が相対的に大きくなり、効率が70%を切ることも珍しくありません。常に動作条件を想定した評価が必要です。
最後に、波形グラフの「理想波形」をそのまま信じる落とし穴。ツールの綺麗な矩形波や三角波は、スイッチやダイオードの理想特性を仮定したものです。実機では、スイッチの立ち上がり/立ち下がり時間や、ダイオードの逆回復特性による「スパイクノイズ」が必ず発生します。例えば、高速スイッチングでインダクタの寄生容量と共振して、想定より大きな電圧リプルやEMI(電磁妨害)の原因となることもあります。