減速する車の運動エネルギーが2つの流れに分かれます。大きい流れ(回生効率で決まる)が電池を充電し、小さい流れが摩擦ブレーキで熱として捨てられます。
$$E_k=\tfrac12 m\,(v_1^2-v_2^2),\qquad E_{recovered}=\eta_{regen}\,E_k$$
制動で散逸する運動エネルギー E_k と、電池に戻る回収エネルギー E_recovered。m:車両質量、v1・v2:制動前後の速度(m/s)。回生効率 η はモーター・インバーター・電池充電の損失を合わせた総合効率を表す。
$$E_{lost}=(1-\eta_{regen})\,E_k,\qquad d_{ext}=\frac{N\,E_{recovered}/3600}{C_{km}}$$
摩擦ブレーキで捨てられるエネルギー E_lost と、走行距離の延長 d_ext。N:1トリップの制動回数、C_km:電費(ここでは 150 Wh/km と仮定)。回収量を Wh に換算して電費で割ると延長距離が得られる。