Elmer — CAE用語解説
Elmer
先生、Elmerって聞いたことがないんですが、どんな解析ソフトですか?
Elmerはフィンランド国立技術研究センター(CSC)が開発しているOSSのマルチフィジクスFEMソルバーだ。構造・流体(Navier-Stokes)・熱・電磁場・音響を1つのフレームワークで解けるのが最大の特徴で、特にマルチフィジクス連成が得意だ。例えば「誘導加熱(電磁場→熱)」「電気流体力学(電場→流体)」「熱音響(熱→音響)」のような複合現象をネイティブに扱える。Fortran/C++で書かれてMPIで並列化されていて、スーパーコンピューターでも動く。ライセンスはLGPLなので商業利用も可能だよ。
定義
どんな分野で使われているんですか?
学術研究での使用が多い。ヨーロッパの大学では「商用ライセンスが買えない研究室がElmerを使う」というケースが多くて、特にマルチフィジクス連成の研究論文でよく見かける。具体的な用途としては氷河の流動シミュレーション(CSC自身の研究)、MRI装置のRF加熱解析(生体電磁気)、MEMS(微小電気機械システム)の電気-力学連成などが知られている。GUI(ElmerGUI)も提供されているけど商用ツールと比べるとかなり貧弱で、設定ファイルを直接書く使い方が多い。
関連用語
マルチフィジクス連成が得意なOSSというのは珍しいですね!
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
Project NovaSolver — CAE実務の課題に向き合う研究開発
「Elmerをもっと効率的に解析できないか?」——私たちは実務者の声に耳を傾け、既存ワークフローの改善を目指す次世代CAEプロジェクトに取り組んでいます。具体的な機能はまだ公開前ですが、開発の進捗をお届けします。
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