CE: $A_v = -g_m(R_C\|R_L\|r_o)$, $Z_{in}= R_B\|r_\pi$, $Z_{out}\approx R_C\|r_o$
CB: $A_v = g_m\cdot R_C$, $Z_{in}= 1/g_m$, $Z_{out}\approx R_C$
CC: $A_v \approx +1$, $Z_{in}= R_B\|\beta R_E$, $Z_{out}\approx 1/g_m$
小信号モデルによる電圧利得・入出力インピーダンス・周波数特性をリアルタイム計算。コモンエミッタ・コモンベース・エミッタフォロワのボード線図を比較表示。
CE: $A_v = -g_m(R_C\|R_L\|r_o)$, $Z_{in}= R_B\|r_\pi$, $Z_{out}\approx R_C\|r_o$
CB: $A_v = g_m\cdot R_C$, $Z_{in}= 1/g_m$, $Z_{out}\approx R_C$
CC: $A_v \approx +1$, $Z_{in}= R_B\|\beta R_E$, $Z_{out}\approx 1/g_m$
オーディオ増幅器の前段:コモンエミッタ(CE)アンプは、マイクロフォンなどからの微小信号を最初に増幅する電圧増幅段として広く用いられます。その大きな電圧利得と、適度な入出力インピーダンスが利用されます。
インピーダンスバッファ(ADCドライバ):コモンコレクタ(CC)アンプ(エミッタフォロワ)は、高インピーダンスのセンサー回路と、低インピーダンスを要求するアナログ-デジタル変換器(ADC)の間に入れ、信号をロスなく伝えるためのバッファとして必須の回路です。
RF(無線周波数)増幅器:コモンベース(CB)アンプは、その優れた高周波特性と低入力インピーダンスから、アンテナ入力段などGHz帯の高周波増幅に適しています。低ノイズアンプ(LNA)の構成にも用いられます。
差動増幅器の構成要素:CEアンプは、オペアンプなどの内部回路を構成する差動増幅器の片側(トランジスタ対)として使用されます。IC内部のアナログ回路設計では基本ブロックです。
シミュレーターを使い始めるときに、いくつかつまずきやすいポイントがあるよ。まず「小信号解析」の前提条件を忘れないこと。このツールが計算しているのは、あくまで適切な直流バイアス点が設定されていることが大前提。例えば、コレクタ抵抗RCが大きすぎると、バイアス点が飽和領域に入ってしまい、この交流解析は成り立たなくなる。シミュレーター上でRCを極端に大きくして、電圧利得が理論値から大きく外れるのはそのためだ。
次に、パラメータの現実的な範囲を知ること。例えば、コレクタ電流Icを1mAから10mAに上げると利得は確かに増えるけど、実際の回路では発熱や電力消費が無視できなくなる。また、電流増幅率βは部品ごとにバラつく(例えば2SC1815でhFE=70〜700)。シミュレーションでは一つの値で計算するけど、実設計では「最低値でも動作するか」を必ず確認しよう。
最後に、シミュレーション結果と実測のギャップを理解しておこう。ツールの計算は理想的な集中定数モデルに基づいている。実際の基板では、配線の寄生インダクタンスや浮遊容量が高周波特性を劣化させる。例えば、1MHzで平坦だったボード線図も、実機では数百kHzから落ち始めることがある。シミュレーションは「理想に近い挙動」を理解するための第一歩と捉えよう。