応答モデル
各処理条件の応答 $Y=b_0+b_A A+b_B B+b_C C+b_{AB}AB$ を毎フレーム計算します。主効果=(+1水準の平均)−(−1水準の平均)、交互作用ABを算出。係数が時間とともに変化し、支配的な因子が周期的に入れ替わります。
主効果 = 平均(+1) − 平均(−1),交互作用 = ½[(B+ での A の効果) − (B− での A の効果)]
完全実施要因計画(2²〜2³)から田口L9直交配列表まで。主効果・交互作用・ANOVA・F検定・SN比を自動算出。
各処理条件の応答 $Y=b_0+b_A A+b_B B+b_C C+b_{AB}AB$ を毎フレーム計算します。主効果=(+1水準の平均)−(−1水準の平均)、交互作用ABを算出。係数が時間とともに変化し、支配的な因子が周期的に入れ替わります。
主効果 = 平均(+1) − 平均(−1),交互作用 = ½[(B+ での A の効果) − (B− での A の効果)]
射出成形条件最適化:樹脂温度、金型温度、射出速度、保持圧力など多数のパラメータが製品の収縮やひけに影響します。DOEを用いて少数の実験から最適なパラメータセットを特定し、不良率低減と材料コスト削減を同時に達成します。
溶接パラメータ設計:電流、電圧、速度などの溶接条件が、溶接部の強度やビード形状を決定します。直交配列表(L9など)を使って効率的に実験計画を立て、最もロバスト(ばらつきに強い)なパラメータを探索します。
材料配合比最適化:複数の素材や添加剤を混合する材料開発では、各成分の比率が性能に複雑に影響します。2因子以上のDOEで交互作用を評価し、「強度は高いが脆い」といったトレードオフを解消する最適配合を見つけ出します。
ロバスト設計(田口メソッド):製品性能をばらつき(ノイズ)に対して強くする設計手法です。このツールの「SN比の種類」選択はまさにそれで、出力Yの平均値だけでなく、ばらつきそのものを「望ましい特性」として最大化(または最小化)する条件を探します。
DOEを始めて使うエンジニアがやりがちな落とし穴がいくつかあるよ。まず一つ目は、「水準の設定範囲が狭すぎる」こと。例えば、焼結温度の因子で「500℃と510℃」なんて設定しても、測定誤差に埋もれて効果が検出できない。思い切って「450℃と550℃」とかにして、確実に差が出る範囲で計画を立てるのがコツだ。二つ目は、交互作用を無視した計画。2因子の完全実施なら自動で評価できるけど、L9のような直交配列を使う時は要注意。L9は主効果を見るのに優れている代わりに、交互作用の情報が一部の因子に「交絡」して混ざってしまう。だから、事前に「この2つの因子は相互作用しそうだ」という工学的な知見があれば、実験計画を選ぶ段階で考慮しよう。
三つ目は、ANOVAのF値やp値だけを盲信すること。数値上「有意」でも、その効果の大きさが実務的に意味があるかは別問題。例えば、押出速度を10m/min上げて強度が0.1%向上する効果が「統計的有意」でも、コストや生産性を考えれば無視できる場合もある。必ず「効果プロット」で視覚的に変化の大きさを確認し、統計的有意性と工学的有意性を区別して判断してほしい。
射出成形品の肉厚精度改善の例:因子A(金型温度、80℃/120℃)、因子B(射出圧力、80MPa/120MPa)で2²完全実施計画を実施。4つの実験条件で寸法誤差(mm)を測定した結果、主効果A=0.32mm、主効果B=0.18mm、交互作用AB=0.08mm、決定係数R²=0.94となり、高温・高圧条件で誤差が最小化されることが判明しました。