回転するドラムに2枚のシューがホイールシリンダーで押し付けられ、シュー外周の接触面に摩擦力が発生します。色の濃さは接触面圧の大きさを表します。
$$T = \mu_{\text{eff}}\,(F_{\text{act}}\,S)\,r_d, \qquad P = \frac{F_{\text{act}}\,S}{A_c}$$
制動トルク T と接触面圧 P。S:サーボ比(自己倍力作用、形式により決まる)、r_d:ドラム半径、A_c = r_d·θ_s·b:シューの投影接触面積。
$$\mathrm{PV} = P\cdot v_{\text{tip}}, \qquad v_{\text{tip}} = \omega\,r_d = \frac{2\pi N}{60}\,r_d$$
PV値(面圧 × 摺動速度)は単位面積発熱量の指標。NAO 系は概ね 5 MPa·m/s を超えると分解・フェードのリスク域。
$$\mu_{\text{eff}} = \mu_0\cdot\frac{\mu_{\text{slider}}}{0.40}$$
材料プリセットの基準摩擦 μ₀ をスライダー値で線形にスケール。摩材は温度・湿度で μ が ±20% 程度動くため上下幅を持たせて評価する。