E* = 115400 MPa(鋼/鋼の等価弾性率)に固定。d を小さくするほど押し付けが強くなり、実接触面積率が増加します。
上半:粗面アスペリティと基準面間距離 d(赤丸=接触するアスペリティ)/下半:F_0(d/σ)・A_r/A_0・P/A_0 の d/σ 依存性
GW モデルでは、アスペリティ高さ z がガウス分布 φ(z) に従い、各アスペリティはヘルツ球接触で押しつぶされます。高さ z > d のアスペリティだけが接触し、押し込み量は δ = z − d です。
アスペリティ高さ分布(標準偏差 σ のガウス分布):
$$\varphi(z) = \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma^2}}\exp\!\left(-\frac{z^2}{2\sigma^2}\right)$$単位面積あたりの実接触個数。η はアスペリティ密度:
$$n(d) = \eta \int_d^\infty \varphi(z)\,dz$$実接触面積率(1接触あたり A_c = π β δ):
$$\frac{A_r}{A_0} = \pi\beta\eta \int_d^\infty (z-d)\,\varphi(z)\,dz$$名目接触圧(1接触あたりヘルツ荷重 P_c = (4/3) E* β^{1/2} δ^{3/2}):
$$\frac{P}{A_0} = \frac{4}{3}E^*\sqrt{\beta}\,\eta \int_d^\infty (z-d)^{3/2}\varphi(z)\,dz$$注目点は、d を小さくする(押し付ける)と n(d) と A_r/A_0 と P/A_0 がほぼ同じ割合で増えること。これがアモントン・クーロン摩擦法則の微視的根拠です。