マウスをキャンバス上に移動すると、その位置の電位・電場強度を左パネルに表示します。
$k=8.99\times10^9\ \mathrm{N{\cdot}m^2/C^2}$
電場は電位の負の勾配:$\vec{E}=-\nabla V$
最大3個の点電荷を自由に配置し、クーロン力の重ね合わせによる電場ベクトルと電位カラーマップをリアルタイム可視化。等電位線・断面電位グラフも同時表示。
マウスをキャンバス上に移動すると、その位置の電位・電場強度を左パネルに表示します。
$k=8.99\times10^9\ \mathrm{N{\cdot}m^2/C^2}$
電場は電位の負の勾配:$\vec{E}=-\nabla V$
電子部品・半導体設計:ICチップ内部の微小な電極配置による電場分布をシミュレーションし、電子の経路や寄生容量を予測します。電位分布を見ることで、意図しない電気的な干渉(クロストーク)を防ぐ設計が可能になります。
高電圧機器・絶縁設計:変圧器や送電線の端子周辺で電界が集中する部分(ホットスポット)を特定します。電位グラデーションが急峻な場所は絶縁破壊のリスクが高いため、等電位線の間隔を均一に近づけるような形状設計が行われます。
生体電位・医療機器:心電図や脳波計は、体内の細胞活動によって生じる微弱な電位差を測定します。シミュレーターで複数の電源(電荷)を配置するのと同様に、複数の心筋細胞が体表面に作る電位分布をモデル化します。
静電塗装・集塵:塗装対象物と塗料粒子に異なる電荷を与え、電場によって粒子を誘導します。このシミュレーターのように、電極形状と位置を変えて最適な電場ライン(塗料の飛翔経路)を設計する際の基礎理解に役立ちます。
このシミュレーターを使い始めるとき、いくつか気をつけてほしいポイントがあるよ。まず、「電場ベクトルの長さは、その場所の電位の高さに比例する」と思いがちだけど、それは誤解だ。電場の強さは「電位の傾きの急さ」、つまり変化率で決まる。例えば、電位が高い平らな高原(等電位線の間隔が広い)では電場は弱く、電位が低くても急峻な谷(等電位線が密)では電場は強くなる。画面で確かめてみて。
次に、シミュレーター上では無限に近づけられる点電荷も、実務では「点」として扱える範囲が決まっている。例えば、1mm角の電極に1nCの電荷が帯電している場合、数cm以上離れた場所ではほぼ点電荷とみなせるが、電極表面から1mm以内の領域では電荷分布を考慮する必要が出てくる。ツールの結果をそのまま現実に当てはめる時は、このスケール感が大事だ。
最後に、このシミュレーターの計算の根幹である「重ね合わせの原理」は、線形な媒質(おおむね真空や空気)でのみ成り立つことを覚えておこう。周囲に強く分極する物質(強誘電体)や、導体が存在すると、それらが作る誘導電荷によって場が大きく歪み、単純な足し算では計算できなくなる。あくまで基本原理を学ぶための「理想化された環境」でのシミュレーションだと理解しておこう。