水面積 A = 1 m² として計算しています。実プール等は m_evap [kg/(m²·h)] に水面積を掛けてください。
水色=水(温度 T_water)/灰色=空気(T_air, RH)/矢印=風速 v/青矢印=蒸発する水蒸気
横軸=風速 v [m/s]/縦軸=蒸発速度 m_evap [kg/(m²·h)](黄点=現在の v)
自由水面からの蒸発速度は、水面飽和水蒸気圧と空気水蒸気圧の差に風速で決まる物質伝達係数を掛けたものとして表せます。
飽和水蒸気圧 e_s(T) [hPa](Magnus 式、T は摂氏):
$$e_s(T) = 6.112\,\exp\!\left(\frac{17.62\,T}{243.12 + T}\right)$$水面飽和水蒸気圧 e_w と空気水蒸気圧 e_a:
$$e_w = e_s(T_\text{water}),\qquad e_a = \frac{\text{RH}}{100}\,e_s(T_\text{air})$$蒸発速度 m_evap [kg/(m²·h)](Carrier 式に基づく簡略形、v [m/s], e [hPa]):
$$m_\text{evap} = (1 + 0.8\,v)\,(e_w - e_a)\,\times 0.01$$蒸発潜熱 L [kJ/kg] と単位面積熱流束 q [kW/m²]:
$$L = 2500 - 2.4\,T_\text{water},\qquad q = \frac{m_\text{evap}\,L}{3600}$$風速 v = 0 でも自然対流による拡散項が残り、Δe = e_w − e_a が大きいほど(水が熱く空気が乾いているほど)蒸発速度が増えます。