単位円 |z|=1 が安定境界です。内側(緑)に根があれば安定、外側(赤)に根があれば不安定。点は特性多項式 P(z) の根を表します。
$$P(z)=z^4+a_3 z^3+a_2 z^2+a_1 z+a_0$$
離散時間系の特性多項式。最高次の係数は 1 に正規化してあります。全ての根 z が単位円の内側 |z|<1 に入っていれば安定です。
$$P(1)\gt 0,\quad P(-1)\gt 0,\quad |a_0|\lt 1$$
4次系(偶数次)の安定の必要条件。P(1)=1+a₃+a₂+a₁+a₀、P(−1)=1−a₃+a₂−a₁+a₀。これに加えてジュリー表の内部条件 |b₀|>|b₃|・|c₀|>|c₂| が成立すれば安定です。
$$\text{離散時間系の安定領域} = \{\,z : |z|\lt 1\,\}$$
ディジタル制御では安定領域は z 平面の単位円の内側であり、連続時間系の s 平面の左半面(Re<0)とは異なります。これがジュリー判別とラウス・フルビッツ判別の本質的な違いです。