ツィオルコフスキー方程式(各段):$\Delta V_i = I_{sp,i}\,g_0\,\ln\!\left(\dfrac{m_{0,i}}{m_{f,i}}\right)$
構造質量:$m_{s,i}= \varepsilon_i \cdot m_{p,i}$
有効ΔV = $\sum \Delta V_i$ − 重力損失 − 空気抵抗損失
ペイロード比 = $m_{payload}/ m_{total,0}$
1〜3段ロケットのΔVとペイロード比をリアルタイム計算。Isp・構造比・推進剤量を設定してサターンV・ファルコン9等の性能を再現。Canvas段間図付き。
ツィオルコフスキー方程式(各段):$\Delta V_i = I_{sp,i}\,g_0\,\ln\!\left(\dfrac{m_{0,i}}{m_{f,i}}\right)$
構造質量:$m_{s,i}= \varepsilon_i \cdot m_{p,i}$
有効ΔV = $\sum \Delta V_i$ − 重力損失 − 空気抵抗損失
ペイロード比 = $m_{payload}/ m_{total,0}$
打ち上げ機の初期設計:新型ロケットの構想段階で、目標軌道に必要なΔV(例えば低軌道投入で約9.5 km/s)を達成するための段数、各段のエンジン種別(Isp)、タンクサイズ(推進剤質量)、構造軽量化目標(ε)を迅速にトレードオフ評価します。本シミュレーターはその「マスバジェット」計算そのものです。
既存ロケットの性能分析:サターンVやファルコン9などの公開データをプリセットとして用意し、その設計思想(上段に高性能エンジンを用いるか、エンジン共通化を図るか)がペイロード比にどう影響するかを定量的に比較・理解するために用いられます。
軌道遷移ミッションの計画:地球脱出軌道や他の惑星への遷移など、より大きなΔVが必要なミッションにおいて、与えられた打ち上げ能力(ペイロード質量)でどのような軌道変更が可能か、逆に必要な機器(ペイロード)を運ぶにはロケットをどう強化する必要があるかの概算に使われます。
CAE/シミュレーションソフト連携前の検証:STK (Systems Tool Kit) や GMAT (General Mission Analysis Tool) などで詳細な軌道解析を行う前に、本ツールで必要なΔVの大まかな見積もりと質量配分を行い、ミッションの実現可能性を素早く判断する基礎データとして活用されます。
「多段ロケットでは、単段より必ずペイロード比が劇的に向上する」と思いがちですが、実際は段数増加による構造質量の累積や段間機構の重量が無視できず、特に2段から3段への効果は著しく逓減します。また、「各段の比推力(Isp)が高いほど全体のΔVが単純に増える」と考えられがちですが、実際には高Ispエンジンはノズル重量や推進剤タンクの大型化を招き、構造比が悪化するトレードオフに注意が必要です。さらに、「ΔV計算で各段の質量比を単独で掛け合わせればよい」と誤解されがちですが、実際にはペイロードを含む全体の質量構成を逐次計算しなければならず、特に上段の初期質量には下段の構造や推進剤が含まれる点を見落としがちです。ツールではCanvas段間図で視覚化していますが、数値の変化が微小な領域でも設計全体に影響するため、感度分析を怠らないことが重要です。