Boussinesq近似 — CAE用語解説

カテゴリ: 用語集 | 2026-01-15
CAE visualization for boussinesq approximation - technical simulation diagram

Boussinesq近似

🧑‍🎓

先生、「Boussinesq近似」って自然対流の解析でよく使う近似だと聞いたんですが、何を仮定しているんですか?


🎓

Boussinesq近似は自然対流・浮力駆動流の解析で使われる「密度変化を浮力項だけに考慮して、他は一定密度として扱う」近似だ。完全な圧縮性N-S方程式は計算コストが高いが、温度変化が小さい液体や気体の自然対流では「密度変化は5〜10%以下」なことが多い——この場合Boussinesq近似が有効だ。具体的にはrho = rho_0 * (1 - beta*(T-T_0))という線形温度依存密度を使って、浮力項にだけこれを入れて他の項は一定密度rho_0で計算する。OpenFOAMのbuoyantSimpleFoam、Ansys FluentのBoussinesq近似モードがこれを実装しているよ。


定義

🧑‍🎓

どんな問題でBoussinesq近似が成立して、どんな問題では使えないんですか?


🎓

成立する条件の目安は「温度差ΔTが絶対温度T_0の10%以下」で、ほとんどの室内空調・電子冷却・水槽の自然対流問題はこれを満たす。使えない例は①燃焼問題(温度比が10倍以上になる)、②液体金属の強い浮力流、③超高温の炉の対流(1000℃以上)などだ。これらには完全圧縮性ソルバーや低マッハ数近似(Low Mach Approximation)を使う必要がある。実務的な判断として「データセンター冷却(20〜40℃温度差)」はBoussinesq近似OKだが「エンジン排熱(数百℃差)の浮力流」はやや注意が必要だよ。


関連用語

🧑‍🎓

密度変化を浮力だけに入れるシンプルな近似で自然対流が解けるんですね!


🎓
  • 自然対流
  • Rayleigh数
  • 浮力

  • CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。

    Boussinesq近似の実務で感じる課題を教えてください

    Project NovaSolverは、CAEエンジニアが日々直面する課題——セットアップの煩雑さ、計算コスト、結果の解釈——の解決を目指しています。あなたの実務経験が、より良いツール開発の原動力になります。

    お問い合わせ(準備中)
    この記事の評価
    ご回答ありがとうございます!
    参考に
    なった
    もっと
    詳しく
    誤りを
    報告
    参考になった
    0
    もっと詳しく
    0
    誤りを報告
    0
    Written by NovaSolver Contributors
    Anonymous Engineers & AI — サイトマップ
    プロフィールを見る