Richardson外挿 — CAE用語解説
Richardson外挿
Richardson外挿って、メッシュの細かさが違う結果を使って「真の解」を推定するんですよね? どういう原理なんですか?
離散化誤差はメッシュサイズ h の p乗に比例するっていう前提がある。粗いメッシュと細かいメッシュの2つの解があれば、hをゼロに外挿して誤差ゼロの解を推定できるんだ。精度次数 p も同時に推定できるのがミソだよ。
メッシュは何段階くらい用意すればいいんですか?
最低3段階が推奨される。粗・中・細の3つの格子で、格子比を一定(例えばh:h/2:h/4)にすると精度次数 p の推定が安定する。2段階だと p を仮定しないといけないから、3段階のほうが信頼性が高いんだ。
GCIってRichardson外挿と関係ありますか?
GCIはRichardson外挿の結果に安全率をかけて離散化誤差バンドを算出する指標だ。Roacheが提案した方法で、「この結果の離散化誤差は±何%以内」と定量的に言えるようになる。学術論文のメッシュ独立性の証明でよく使われるよ。
Richardson外挿がうまくいかないケースってありますか?
あるよ。メッシュが粗すぎて「漸近域」に入ってない場合は誤差がhのp乗に比例しない。あとスキームの精度次数が切り替わる領域(リミッターが効くとか)でも推定がズレる。3段階の結果で推定したpが公称値から大きく外れていたら、漸近域に入ってない可能性がある。
実務のCFDレポートでRichardson外挿を使ってる例ってありますか?
ASME V&VやJournal of Fluids Engineeringの投稿規定で、メッシュ収束性の評価にRichardson外挿+GCIが求められることがある。実務でも客先に離散化誤差の根拠を示す場面で使えるから、手順を覚えておくと武器になるよ。
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