「スイープ」は運転速度を300〜6000 RPMで自動的に動かし、危険速度を通過する瞬間を確認できます。
シアン=モード1(FW実線・BW破線)/オレンジ=モード2/白=エンジンオーダー線(1×実線・2×破線・3×点線)/赤丸=危険速度/黄縦線=運転速度
各バー=危険速度の RPM 値/黄水平線=運転速度/赤くハイライトされたバーが運転速度に最も近い危険速度
ロータが回転すると、ジャイロ効果により自然振動モードが前進ホワール(FW)と後退ホワール(BW)に分かれます。回転速度を $\Omega$ [rev/s]、静止時の自然振動数を $f_n$ [Hz]、ジャイロ結合係数を $g$ とすると:
前進ホワール周波数(回転と同方向):
$$f_\text{FW}(\Omega) = f_n + g\,\Omega$$後退ホワール周波数(回転と逆方向):
$$f_\text{BW}(\Omega) = f_n - g\,\Omega$$k 次のエンジンオーダー励振線:
$$f_\text{exc} = k\,\Omega$$k× 励振が m モードの FW と交差する危険速度:
$$\Omega_\text{crit} = \frac{f_{n,m}}{k - g} \quad,\quad N_\text{crit}\,[\text{RPM}] = 60\,\Omega_\text{crit}$$運転速度がいずれかの危険速度に近いと、わずかな不釣り合いでも大きな振動が発生します。実務では運転速度と最近接の危険速度との分離余裕を15〜20%以上確保するのが標準です。