$$m\ddot{x} + c\dot{x} + kx = -m\ddot{x}_g$$
1自由度系地震応答方程式:$ 質量、$ 減衰係数、$ 剛性
$$\omega_n = \sqrt{k/m}, \quad h = \frac{c}{2m\omega_n}$$
固有角振動数と減衰比:=0.05$(5%)が建物の標準値
$$S_a(T,h) = \omega_n^2 \cdot S_d(T,h)$$
加速度応答スペクトル:$ 変位応答スペクトル
設計用応答スペクトル(日本建築基準法・ASCE/SEI 7準拠の簡略モデル)をインタラクティブに計算。減衰比・地盤種別を変えてSa、Sv、Sdスペクトルをリアルタイムで比較できます。
$$m\ddot{x} + c\dot{x} + kx = -m\ddot{x}_g$$
1自由度系地震応答方程式:$ 質量、$ 減衰係数、$ 剛性
$$\omega_n = \sqrt{k/m}, \quad h = \frac{c}{2m\omega_n}$$
固有角振動数と減衰比:=0.05$(5%)が建物の標準値
$$S_a(T,h) = \omega_n^2 \cdot S_d(T,h)$$
加速度応答スペクトル:$ 変位応答スペクトル
建築物の耐震設計:建築基準法に基づく最も基本的な応用です。建物の一次固有周期を算定し、設計用応答スペクトルから対応する $S_a$ 値を読み取り、全階に働く等価静的せん断力 $F = S_a \times W$ ($W$は重量)を算定します。この力に対して部材断面を決定します。
免震・制振構造の設計:免震構造では減衰比が20〜30%と高く、周期も長くなります。シミュレーターで減衰比を大きく、固有周期を長く設定するとスペクトル値が大幅に低減されることが確認でき、これが免震効果の基本原理です。装置のストロークは変位スペクトル $S_d$ から評価します。
重要施設(プラント・病院)の耐震評価:石油化学プラントの配管やタンク、病院の大型医療機器など、社会機能維持に重要な非構造部材の耐震性評価に用いられます。機器の固有周期と減衰を評価し、速度スペクトル $S_v$ から期待される応答を予測します。
地震動の特性評価と地盤増幅の考慮:ある地震記録から計算されたスペクトル形状を分析することで、その地震動がどの周期帯の建物に大きな影響を与えるかを評価できます。また、異なる地盤種別のスペクトルを比較することで、軟弱地盤による長周期成分の増幅効果を定量的に把握できます。
このツールを使い始める際、いくつか気をつけてほしいポイントがあるよ。まず「設計用スペクトルは絶対的な答えではない」という点。ツールで出てくる滑らかな曲線は、多数の地震記録を統計処理した「代表値」だ。例えば、実際にある地震波を入力して計算すると、この設計曲線を大きく上回るピークが現れることも珍しくない。だから実務では、この設計値に「保有水平耐力」などの安全率を上乗せして設計するんだ。
次に、「1自由度系」モデルの限界を理解しておこう。このツールは建物を1つの質点とばねでモデル化しているけど、実際の建物は多自由度系で、2次、3次の高次モードも応答に影響する。例えば、細長いタワー状の構造物では、1次モード(一番ゆっくりした揺れ)だけでなく、2次モード(逆S字に揺れる)の応答も無視できない。ツールの結果はあくまで一次モードの目安として使おう。
最後に、パラメータ設定の落とし穴。特に「減衰比」は感度が高い。鉄筋コンクリート造で一般的な5%を基準に、鋼構造は2%、免震構造は10〜20%と変わる。ここを安易にデフォルトのままにしておくと、想定とは全く異なる応答評価をしてしまう。必ず対象構造物のタイプに応じた値を設定するクセをつけよう。