上段はショットの流れと表面に重なるディンプル、下段は深さ方向の残留応力プロファイル(表面で強い圧縮、深部にわずかな引張)。圧縮層の深さを破線で示します。
$$\sigma_{res}\approx 0.55\,\sigma_y,\qquad \sigma_{fatigue}'=\sigma_{fatigue}\,(1+0.30\,C_{cov})$$
表面圧縮残留応力 σ_res は降伏応力 σ_y の代表値0.55倍、改善後の疲労限度 σ'_fatigue はカバレッジ係数 C_cov(最大1.0)に応じて最大30%向上。
$$d_{c}\approx 250\,I_{Almen},\qquad C_{cov}=\min\!\left(1.0,\ \frac{\text{coverage}}{100}\right)$$
圧縮層の深さ d_c [µm] はアルメン強度 I_Almen [mmA] に比例。カバレッジ係数はカバレッジ[%]を100で割り、1.0で頭打ち。
圧縮残留応力は、外部から引張荷重がかかってもまず打ち消されてからでないと表面が正味の引張にならないため、疲労き裂が発生しにくくなります。