Ramberg-Osgood モデル:
$$\varepsilon = \frac{\sigma}{E}+ 0.002\left(\frac{\sigma}{\sigma_y}\right)^n$$べき乗硬化則(Hollomon):
$$\sigma = K\varepsilon^n \quad (K = \text{強度係数})$$接線弾性係数: $E_t = \dfrac{d\sigma}{d\varepsilon}$
構造用鋼・アルミ・チタン・鋳鉄・ゴム・コンクリートの σ-ε 曲線をリアルタイム描画。Ramberg-Osgood・バイリニア・べき乗硬化モデルを比較。
Ramberg-Osgood モデル:
$$\varepsilon = \frac{\sigma}{E}+ 0.002\left(\frac{\sigma}{\sigma_y}\right)^n$$べき乗硬化則(Hollomon):
$$\sigma = K\varepsilon^n \quad (K = \text{強度係数})$$接線弾性係数: $E_t = \dfrac{d\sigma}{d\varepsilon}$
自動車車体の衝突安全性解析: 計算コストと収束性に優れるバイリニアモデルが多用されます。エンジンフードやサイドメンバーが衝突時にどのように変形し、エネルギーを吸収するかをシミュレーションし、乗員保護設計に役立てます。
航空機構造部品の疲労寿命評価: 降伏点近傍の応答を精密に再現できるRamberg-Osgoodモデルが適しています。主翼取付部やランディングギアなど、繰り返し荷重を受ける部位のき裂発生寿命を予測する際の材料入力データとして使用されます。
金属板のプレス成形シミュレーション: 大きな塑性変形を伴うため、べき乗硬化則がよく用いられます。自動車ドアパネルなどの複雑形状部品を、割れやシワなく成形できる金型形状と加工条件をCAE上で事前に検討します。
建築・土木構造物の耐震解析: 鉄筋コンクリート柱の応答解析では、鉄筋(バイリニアまたはRamberg-Osgoodモデル)とコンクリート(圧縮側のみ耐力を持つ非対称モデル)を組み合わせた複合材料モデルとして定義され、大地震時の残留変形や崩壊メカニズムの解明に貢献します。
まず、「降伏応力は材料の最大強度」と思い込むことです。実は、降伏応力は材料が永久変形し始める目安で、最大強度はその後の加工硬化で上がる「引張強さ(UTS)」です。例えば、構造用鋼は降伏応力が350MPaでも、UTSは500MPaを超えることがあります。CAEで降伏応力だけを入力して「これ以上は壊れる」と判断すると、部材の余力を過小評価して、必要以上に重い設計になる恐れがあります。
次に、モデル選択の安易な一般化。バイリニアモデルは計算が速いからと、すべての非線形解析に使うのは危険です。例えば、ゴムや一部の高分子材料は、降伏点すら明確でない「超弾性」挙動を示します。このツールで「ゴム」を選んでみると、最初からカーブしているのがわかりますよね。こういう材料にバイリニアを当てはめると、変形挙動を大きく見誤ります。材料の本質的な挙動をまず観察することが第一歩です。
最後に、パラメータ「n」の解釈ミス。べき乗硬化則の「n」とRamberg-Osgoodの「n」は名前が同じでも意味が異なります。前者は加工硬化の「しやすさ」、後者は降伏の「なだらかさ」を主に表します。両方のモデルで「n=0.2」に設定して比べてみると、曲線の形状が全く違うことが確認できます。CAEソフトのマニュアルで、その材料モデルにおける各パラメータの物理的定義を必ず確認しましょう。