Euler-Lagrange法 — CAE用語解説
Euler-Lagrange法
先生、Euler-Lagrange法って、さっき聞いたDPMと同じものですか?
ほぼ同義で使われることが多い。Euler-Lagrange法(EL法)は「連続相をEulerian格子で、分散相をLagrangian粒子追跡で」扱う方法の総称で、DPM(Discrete Phase Model)はAnsys FluentでのEL法の実装名だ。OpenFOAMでも同じアプローチはlagrangian/intermediateライブラリとして実装されている。EL法の核心は粒子の運動方程式(Basset-Boussinesq-Oseen方程式の簡略版)を時間積分して各粒子の位置・速度・温度を追跡することで、流体からの抗力・浮力・熱伝達を粒子ごとに計算するんだ。
定義
粒子の数が非常に多い問題では計算が重くなりませんか?
そこがEL法の制約で、代表粒子(parcel)という概念で対処する。物理的に存在する数億個の液滴を数百万個のparcelで代表させて計算する。双方向連成(粒子が流体に影響を与える)の場合はparcelから流体への運動量・質量・熱の送還も計算するから、parcel数が増えると通信コストも増える。GPUを使った粒子追跡の高速化も進んでいて、CUDAによるGPUパーティクルトラッキングでCPU比10倍以上の高速化を報告する事例もある。粒子体積分率が10%を超えるような高充填率の問題では、EL法の精度が低下するのでEuler-Euler法や離散要素法(DEM)との組み合わせを検討する必要があるよ。
関連用語
DPMがEuler-Lagrange法の実装名だったんですね。希薄分散系に特に向いている手法!
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