対数ひずみ — CAE用語解説
対数ひずみ
先生、対数ひずみって工学ひずみと何が違うんですか?
定義
定義を教えてください。
対数ひずみ(真ひずみ)はε=ln(l/l₀)で定義される。工学ひずみe=(l-l₀)/l₀との違いは大変形で顕著になる。例えば元の長さの2倍に伸ばすと、工学ひずみはe=1.0(100%)だけど対数ひずみはε=ln(2)≈0.693。大変形では対数ひずみの方が物理的に適切なんだ。
なぜ対数ひずみの方が適切なんですか?
対数ひずみは加法的に成り立つのがメリット。引張でε₁、その後さらにε₂伸ばしたら合計はε₁+ε₂になる。工学ひずみだとこの加法性がない。また圧縮と引張で対称的(±ε)になるのも物理的に自然なんだ。
構造解析における役割
FEMではどちらのひずみが使われますか?
大変形解析のソルバー内部では対数ひずみ(と真応力)で計算してるのが一般的。AbaqusもAnsysもNlgeom=ONだと対数ひずみベース。材料データの入力時に工学値と真値を間違えると、結果がおかしくなるから要注意だよ。
変換はどうするんですか?
一様変形の場合、ε_true=ln(1+e_eng)、σ_true=σ_eng×(1+e_eng)。この変換をExcelで計算してからFEMに入力する。引張試験データは工学値で出てくることが多いから、大変形解析では必ず変換が必要だよ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
工学ひずみと真ひずみの変換、材料データ入力で必須ですね。
ε=ln(1+e)は暗記しておこう。面接でも聞かれることがあるよ。
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