ひずみ — CAE用語解説
ひずみ
FEMの結果で「ひずみ」が出てくるんですけど、応力とどう違うんですか?
応力は「力の強さ」(単位面積あたりの力、Pa)、ひずみは「変形の度合い」(無次元量)だよ。例えば100mmの棒が0.1mm伸びたら、ひずみε = ΔL/L = 0.001(0.1%)。応力とひずみの関係がフックの法則 σ = Eε で、ヤング率Eが比例定数になる。ひずみは「材料がどれだけ伸びたか」を知りたいときに使う量だね。
定義
工学ひずみと真ひずみの違いって何ですか?
工学ひずみは ε_eng = ΔL/L₀(元の長さで割る)、真ひずみは ε_true = ln(L/L₀)(自然対数で定義)。小さな変形では両者はほぼ一致するけど、10%を超える大変形では差が大きくなる。例えばプレス成形で板金が50%伸びると、工学ひずみは0.5だけど真ひずみは0.405。FEMの大変形解析やプレス成形では真ひずみを使うのが標準だよ。
構造解析における役割
FEMの結果でひずみを見るときの注意点はありますか?
まず6成分(εxx, εyy, εzz, γxy, γyz, γzx)あることを意識してね。せん断ひずみγは工学的せん断ひずみ(テンソルの2倍)と混同しやすいから要注意。あと塑性ひずみと全ひずみの違いも大事。降伏後の塑性ひずみ εp を見れば、材料がどこでどれだけ塑性変形したかがわかる。自動車のクラッシュ解析では塑性ひずみの最大値が破断判定に使われるよ。
FEMでは変位{u}から各要素のひずみを計算し、それを構成則で応力に変換するんだ。
関連用語
ひずみと一緒に覚えておくべき概念は何ですか?
応力・ヤング率・ポアソン比はひずみと一体で理解すべき基本量だよ。
大変形では真ひずみを使う理由がわかりました。プレス成形の解析で気をつけます!
材料試験のデータ入力時にも工学ひずみ→真ひずみの変換が必要だから、ε_true = ln(1+ε_eng)、σ_true = σ_eng(1+ε_eng) の変換式は暗記しておいて損はないよ。
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
Project NovaSolver — CAE実務の課題に向き合う研究開発
「ひずみをもっと効率的に解析できないか?」——私たちは実務者の声に耳を傾け、既存ワークフローの改善を目指す次世代CAEプロジェクトに取り組んでいます。具体的な機能はまだ公開前ですが、開発の進捗をお届けします。
進捗通知を受け取る →関連トピック
なった
詳しく
報告