低サイクル疲労 — CAE用語解説
低サイクル疲労
先生、低サイクル疲労って高サイクル疲労と何が違うんですか?
定義
定義を教えてください。
低サイクル疲労(LCF)は、繰り返し数が比較的少ない(数百〜数万回)で破壊に至る疲労現象だ。各サイクルで塑性変形が伴うのが特徴で、ひずみ制御の疲労試験で評価する。高サイクル疲労(HCF)は弾性域で10⁵〜10⁷回以上。
塑性変形が起きる疲労ってどういう場面ですか?
タービンブレードの起動・停止サイクル(熱応力で塑性域に入る)、原子力配管の熱過渡(急激な温度変化による繰り返し塑性ひずみ)、プレス金型の繰り返し成形荷重など。回数は少ないけど1回1回のダメージが大きいんだ。
構造解析における役割
CAEではどうやって評価しますか?
弾塑性FEMで応力-ひずみ履歴を求めて、ε-N曲線(ひずみ-寿命曲線)やCoffin-Mansonの式Δε_p/2=ε_f'(2N_f)^cで寿命を推定する。マンソンのユニバーサルスロープ法なら引張試験データだけでも概算できるよ。
弾塑性解析が必須なんですね。弾性解析だけだとダメですか?
Neuberの式σε=σ_e²/Eを使えば弾性解析結果から局所の弾塑性ひずみを推定できるけど、精度は落ちる。特に複雑な多軸応力状態では弾塑性FEMでないと信頼性のある評価は難しいんだ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
低サイクルと高サイクルで評価方法が全然違うんですね。ε-N曲線、勉強します。
タービンディスクの寿命管理はLCFの代表的応用。航空エンジンの安全に直結する分野だよ。
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