Mindlin板理論 — CAE用語解説
Mindlin板理論
先生、ミンドリン板理論ってキルヒホッフ板理論の拡張版ですか?
定義
定義を教えてください。
ミンドリン板理論(Reissner-Mindlin理論)は、板のせん断変形を考慮した厚板理論だ。キルヒホッフ理論では「断面は中立面に垂直のまま」と仮定するけど、ミンドリン理論では断面が傾く(せん断変形する)ことを許す。梁のティモシェンコ理論の2D版だよ。
厚い板ではせん断変形が重要なんですか?
板厚/スパン比が1/10を超えると影響が顕著になる。厚肉のコンクリートスラブや積層複合材板では、せん断変形を無視するとたわみを20〜30%過小評価することもある。短繊維CFRPのように層間せん断剛性が低い材料も要注意だよ。
構造解析における役割
FEMのシェル要素はどちらの理論ですか?
現代のシェル要素はほぼ全てミンドリン理論ベース。薄板ではキルヒホッフ理論に自動的に退化するから、厚さを気にせず使える。ただし薄板でフル積分のミンドリン要素を使うと「せん断ロッキング」が起きるから、低減積分やASS(Assumed Strain)要素で対処するんだ。
せん断ロッキングと関係があるんですね。
まさにそう。ミンドリン要素は薄板極限でロッキングのリスクがある。DKQ(Discrete Kirchhoff Quadrilateral)のようなロッキングフリーの要素もあるけど、実務ではASS付きのミンドリン要素が最もバランスが良いよ。
関連用語
関連する用語を教えてください。
- Kirchhoff板理論
- シェル要素
- せん断変形
板厚とスパンの比で理論を選ぶ判断基準が明確ですね。
厚板と薄板の境界を体感するには、板厚を変えてFEMのたわみと理論解を比較するのが一番だよ。
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