URANS — CAE用語解説
URANS
URANSとは何か
URANSってRANSに「U」がついてるだけですが、何が違うんですか?
RANSは定常(Steady)の乱流解析で、URANSのUはUnsteady、非定常を意味する。時間変化する流れを扱いたいとき、例えば翼の失速挙動や自動車のシェイク現象のように、流れが周期的または非定常に変動する場合にURANSを使う。
じゃあLESとどう違うんですか?LESも非定常じゃないですか?
鋭い。どちらも非定常計算だが、大きな違いはスケール分解だ。URANSは時間平均の乱流モデルを使って大スケールの非定常性だけを解くのに対し、LESは格子スケール以上の渦構造を直接解く。つまりURANSはLESより計算コストがずっと安いが、乱流の詳細構造は分からない。
適用場面とLESとの使い分け
URANSはどんな問題に向いているんですか?
自動車の外部空力で翼端渦のドラフトフォースを時間変化込みで見たい場合や、ターボ機械の回転子-固定子干渉解析がよい例だ。ストローハル数程度の低周波の非定常性を捉えたいけど、LESほどの計算資源は使えないとき、URANSが現実的な選択肢になる。
実際どれくらい計算コストが違うんですか?
同じ格子解像度ならURANSとLESの計算コスト差は数倍から10倍以上になることもある。さらにLESは境界層を解像するために壁近傍の格子を非常に細かくする必要があり、格子数が一気に増える。工業CFDで実務として回せるのは今のところURANSが主流だ。
そうするとLESは研究向けで、URANSが実務向けってことですか?
大筋はそうだが、最近はIDDESのようなハイブリッド手法が普及していて、壁近傍はURANS的に、剥離域はLES的に計算を切り替える方法も実務に入ってきている。コストと精度のバランスを取る工夫が続いているよ。
関連用語
CAE用語の正確な理解は、チーム内のコミュニケーションの基盤です。 — Project NovaSolverは実務者の学習支援も視野に入れています。
URANSの実務で感じる課題を教えてください
Project NovaSolverは、CAEエンジニアが日々直面する課題——セットアップの煩雑さ、計算コスト、結果の解釈——の解決を目指しています。あなたの実務経験が、より良いツール開発の原動力になります。
お問い合わせ(準備中)関連トピック
なった
詳しく
報告