K[i][i±1] = −k[i+1]
| モード | f_n (Hz) | ω_n (rad/s) | T (s) |
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多自由度バネ-質量系の固有振動数・モード形状を計算し、アニメーションで可視化。周波数応答関数(FRF)のリアルタイム描画と共振警告機能付き。
| モード | f_n (Hz) | ω_n (rad/s) | T (s) |
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$$[K]\{x\} = \omega^2[M]\{x\}$$
固有値問題:剛性行列 $[K]$、質量行列 $[M]$、固有角周波数 $\omega_n$(rad/s)。
$$f_n = \frac{\omega_n}{2\pi}$$
固有振動数(Hz):固有角周波数を $2\pi$ で割る。
$$\det([K] - \omega^2[M]) = 0$$
特性方程式:この行列式=0の解が各モードの $\omega_n^2$ を与える。
自動車・航空機の車体設計:エンジンや路面・気流からの振動が車体や翼の固有振動数と一致すると、大きな騒音や疲労破壊の原因となります。設計段階でCAEを用いたモーダル解析を行い、危険な共振周波数を特定・回避します。
工作機械・ロボットアーム:高速で精密な動作が要求される機械では、構造物の固有振動数が制御帯域内にあると振動が発散し、精度が出ません。軽量化と剛性向上のトレードオフの中で、固有振動数をいかに高く保つかが重要です。
建築物・橋梁の耐震設計:地震動は広い周波数成分を含みます。建物の固有周期が地震動の卓越周期に近いと、共振により倒壊の危険が高まります。モード解析は、不同沈下や制振装置の効果を評価するのにも使われます。
電子基板・半導体製造装置:微細な加工を行う装置は、外部振動や内部モーターの振動を極力排除する必要があります。支持構造の剛性設計や防振ゴムの選定に、固有振動数の把握が不可欠です。
この手の解析を始めるとき、いくつか陥りがちなポイントがあるから、最初に押さえておこう。まず、「固有振動数は1つだけ」と思い込むことだ。このシミュレーターで自由度を3や5に増やしてみるとすぐわかるけど、系の自由度の数だけ、固有振動数とモードが存在するんだ。5自由度なら5つだ。設計では、一番低い周波数(1次モード)だけ気にすればいいわけじゃなく、加振源が含む可能性のある高次の周波数も全てチェックする必要がある。例えば、エンジンの回転数が1次は避けられても、その2倍、3倍の高調波成分が高次の固有振動数にピタリ一致する、なんてこともあるからね。
次に、パラメータ設定の落とし穴。シミュレーターで「質量」と「バネ定数」をバラバラに変えていると、全体の挙動が読みづらい。実は、固有振動数は「バネ定数÷質量」の平方根に比例するという基本を頭に入れておくといい。例えば、質量を4倍にしたら、同じ振動数を維持するにはバネ定数も4倍にしなきゃいけない。全ての質量とバネを一律2倍にしても、固有振動数は変わらない(スケーリング則)。この感覚があると、パラメータ調整が格段に早くなるよ。
最後に、「減衰ζ=0」の世界は非現実的だということを忘れないで。確かに計算は簡単になるし、共振ピークは理論上無限大になるけど、現実の構造物には必ず減衰がある。このツールでζを0.01から0.05に少し上げるだけで、ピークの高さが劇的に下がるのが確認できるよね。実務では、この「どれだけ減衰があるか」の見積もりが一番難しく、かつ設計のキモになる部分なんだ。