Riemann問題 — CAE用語解説
Riemann問題
圧縮性流体の数値スキームの基礎
Riemann問題って圧縮性CFDで出てくる概念って聞きましたが、どういう問題なんですか?
初期値として左右で値が異なる2つの均一な状態を持つ1次元の双曲型保存則(Euler方程式など)を解く問題だよ。衝撃波管問題が典型例で、仕切りを取り除いたとき圧縮波・膨張波・接触不連続が発生して伝播する。この解析的解が圧縮性CFDの有限体積スキームの基礎となる「Riemann Solver」の設計に使われる。
Riemann SolverがCFDでどんな役割をするんですか?
有限体積法では隣接するセルの界面での数値フラックスを計算する必要がある。Riemann Solverは界面の左右の状態から物理的に正しいフラックスを求めるアルゴリズムだよ。RoeスキームやHLLCスキームなどが代表的な近似Riemann Solverで、OpenFOAMのrhoCentralFoamやrhoPimpleFoamが圧縮性解析に使っている。
衝撃波・爆発波解析
どんな問題でRiemann Solverを使う解析をするんですか?
超音速・極超音速流れ(マッハ2以上)での衝撃波、爆発圧力波の伝播、エンジンノズル内の超音速流れ、弾道学の衝撃波解析などが典型例だ。自動車の衝突解析でもエアバッグの高圧ガス展開は圧縮性流体として扱いRiemann Solverが有効だよ。
非圧縮流体のCFDではRiemann Solverは使わないんですか?
必須ではない。非圧縮では音速が無限大という近似をするから双曲型の厳密な取り扱いが不要で、SIMPLE系のアルゴリズムで十分対応できる。ただし弱圧縮性流れ(Ma > 0.3程度)になると非圧縮近似が破れるから、低マッハ数Riemann Solverに切り替えるか密度ベースソルバーを使う判断が必要になる。
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