防振設計と伝達率 — トラブルシューティングガイド
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防振設計と伝達率 — トラブルシューティングガイド
防振設計のトラブル
防振設計でよくあるトラブルは?
防振効果がない
$f_n > f_{exc} / \sqrt{2}$ の場合、防振領域に入っていない。
対策:
- マウントのばね定数を下げる(柔らかいマウントに変更)
- 支持質量を増やす(慣性ブロックの追加)
共振で振幅が過大
起動/停止時に共振周波数を通過する。$\zeta$ が小さいとピークが大きい。
対策:
- マウントの減衰を増やす($\zeta$ を上げる)
- 共振通過を素早く行う(加速を速く)
- 注意:減衰を上げすぎると高周波の防振効果が低下
連成モード
水平方向の防振が悪いです。
重心とマウント位置が合っていないと、並進-回転連成モードが発生する。垂直入力に対して水平の応答が出る。
対策:マウントの配置を重心に対して対称に。各方向の $f_n$ を揃える。
まとめ
防振設計のトラブル対処、整理します。
Coffee Break よもやま話
防振台の共振が元の振動より大きくなる罠
防振マウントを取り付けても特定周波数で振動が増大する「防振失敗」は、マウント固有周波数 fn が加振周波数に近い場合に共振増幅が起きるため。fn = 5Hzのゴムマウントに6Hzの設備を載せると伝達率が3倍以上になる。対策はマウントを再選定して fn を加振周波数の1/3以下にするか、ダッシュポットを追加して減衰比ζ = 0.15以上に高めること。まずマウントのカタログでfnを確認するのが第一歩。
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