防振設計と伝達率 — トラブルシューティングガイド

カテゴリ: 構造解析 | 2026-02-20
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防振設計と伝達率 — トラブルシューティングガイド

防振設計のトラブル

🙋

防振設計でよくあるトラブルは?


防振効果がない

🎓

$f_n > f_{exc} / \sqrt{2}$ の場合、防振領域に入っていない。


対策:


共振で振幅が過大

🎓

起動/停止時に共振周波数を通過する。$\zeta$ が小さいとピークが大きい。


対策:


連成モード

🙋

水平方向の防振が悪いです。


🎓

重心とマウント位置が合っていないと、並進-回転連成モードが発生する。垂直入力に対して水平の応答が出る。


対策:マウントの配置を重心に対して対称に。各方向の $f_n$ を揃える。


まとめ

🙋

防振設計のトラブル対処、整理します。


🎓
  • 防振効果なし → $f_n$ が高すぎる。ばね定数を下げる
  • 共振で過大振幅 → 減衰を追加。ただし防振効果とのトレードオフ
  • 連成モード → マウント配置を重心に対して対称に
  • 温度依存 → ゴムマウントは温度で特性が変化。全温度範囲で評価

  • Coffee Break よもやま話

    防振台の共振が元の振動より大きくなる罠

    防振マウントを取り付けても特定周波数で振動が増大する「防振失敗」は、マウント固有周波数 fn が加振周波数に近い場合に共振増幅が起きるため。fn = 5Hzのゴムマウントに6Hzの設備を載せると伝達率が3倍以上になる。対策はマウントを再選定して fn を加振周波数の1/3以下にするか、ダッシュポットを追加して減衰比ζ = 0.15以上に高めること。まずマウントのカタログでfnを確認するのが第一歩。

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