メモリ不足エラー — トラブルシューティングガイド
問題解決のヒント
ソルバー別の対策
Abaqus
```
*STEP
...
*solver method=ITERATIVE
```
またはabaqus job=xxx memory="80%"でメモリ割当量を制御。
Nastran
```
NASTRAN BUFFSIZE=65537
NASTRAN SMEM=100
SOL 101
PARAM,SPARSE,1
```
SPARSE=1で疎行列ソルバーを使用。
OpenFOAM
ドメイン分割: decomposePar -method scotchで並列化しメモリを分散。
反復法と直接法、どちらを選ぶべきですか?
- 直接法: 確実に解ける。メモリ大。小〜中規模(〜50万DOF)
- 反復法: メモリ小。前処理次第で速い。大規模(50万DOF〜)
- ill-conditioned問題(接触、非圧縮材)では直接法のほうが安定
トラブル解決の考え方
デバッグのイメージ
CAEのトラブルシューティングは「探偵の推理」に似ている。エラーメッセージ(証拠)を集め、状況(設定の変更履歴)を整理し、仮説(原因の推定)を立て、検証(設定の変更と再実行)を繰り返す。
「解析が合わない」と思ったら
- まず深呼吸——焦って設定をランダムに変えると、問題がさらに複雑になる
- 最小再現ケースを作る——メモリ不足エラーの問題を最も単純な形で再現する。「引き算のデバッグ」が最も効率的
- 1つだけ変えて再実行——複数の変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなる。科学実験と同じ「対照実験」の原則
- 物理に立ち返る——計算結果が「重力に逆らって物が浮く」ような非物理的な結果なら、入力データの根本的な間違いを疑う
ソルバーエラーの原因特定に費やす時間は、もっと短くできるはず。 — Project NovaSolverはエラー診断体験の改善を研究テーマの一つとしています。
メモリ不足エラーの実務で感じる課題を教えてください
Project NovaSolverは、CAEエンジニアが日々直面する課題——セットアップの煩雑さ、計算コスト、結果の解釈——の解決を目指しています。あなたの実務経験が、より良いツール開発の原動力になります。
実務課題アンケートに回答する →