ポンプCFD解析 — 多段ポンプとスラリー輸送
多段遠心ポンプ
多段ポンプのCFDは難しいですか?
各段をMixing PlaneまたはFrozen Rotorで接続する。段間のリターンチャネル(逆ガイドベーン)の損失予測が精度を左右する。
リターンチャネルって何ですか?
1段目の出口旋回を除去して2段目の入口条件を整える流路だ。ここでの損失は全段効率の2~5%を占める。メッシュを粗くしがちな領域だが、丁寧にモデル化すべきだ。
スラリーポンプのCFD
固体粒子を含むスラリーのポンプ解析もCFDでできますか?
摩耗予測もできますか?
Finnie やOkaの摩耗モデルで翼面の摩耗量分布を推定できる。粒子衝突速度と角度から摩耗率を計算する。FluentのDPM Erosion ModelやSTAR-CCM+のErosion Modelが利用可能だ。
ポンプ as タービン (PAT)
ポンプを逆転させてタービンとして使うPATもCFDで評価できますか?
できる。小水力発電で注目されるPATは、ポンプを逆流・逆回転で運転する。CFDでは回転方向と流れ方向を反転させた解析を行う。BEPがポンプモードとは異なる点に移動するから、CFDで性能マップを再構築する必要がある。
ライト兄弟は最初の「CFDエンジニア」だった?
ライト兄弟は1901年に自作の風洞で200以上の翼型を試験しました。当時のコンピュータは? もちろん存在しません。彼らは手作業で揚力と抗力を測定し、最適な翼型を見つけ出した。現代のCFDエンジニアがFluent1発で計算する揚力係数を、ライト兄弟は何百回もの風洞実験で手に入れたのです。
先端技術を直感的に理解する
この分野の進化のイメージ
CFDの最先端は「天気予報の進化」に似ている。かつての天気予報(RANS)は平均的な傾向しか分からなかったが、最新の数値天気予報(LES/DNS)は個々の雲の動きまでシミュレーションできる。AIとの融合により「数秒で近似予測」も可能になりつつある。
なぜ先端技術が必要なのか — ポンプCFD解析の場合
従来手法でポンプCFD解析を解析すると、計算時間・精度・適用範囲に限界がある。例えば、設計パラメータを100通り試したい場合、従来手法では100回の解析が必要だが、サロゲートモデルを使えば数回の解析結果から100通りの予測が可能になる。「全部試す」から「賢く推測する」への転換が先端技術の本質。
CFDメッシュの品質管理や乱流モデルの選定に悩む時間を、もっと創造的な設計作業に使えたら。 — Project NovaSolverはそんな実務者の声から生まれました。
次世代CAEプロジェクト:開発者と実務者をつなぐ
Project NovaSolverは、ポンプCFD解析を含む幅広い解析分野において、実務者の知見を最大限に活かせる環境の実現を探求しています。まだ道半ばですが、共に歩んでいただける方を募集しています。
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